明けましておめでとうございます。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
年末年始は、親族や友人と久しぶりに顔を合わす機会が多いかと思います。
私も年末に高校時代の旧友と、年明けには義兄弟と杯を交わしました。奇しくもその
両方で同じような話題が酒の肴となりました。それは「目的と手段」の関係です。
アクションスター、ブルース・リーの主演映画にこんなセリフがあります。
「Don’t think. Feel!」
直訳すれば「考えるな、感じろ」でしょうか。私は何となくこのフレーズが格好いい
と思って使うことがありましたが、セリフには続きがあり「・・・それは月を指さすよ
うなものだ。指をみていては栄光をつかめないぞ!」となるそうです。
一説によると、この言葉は禅の教えが元になっており、道元禅師が弟子に説いた言葉
「真実は言葉とは何の関係もない。真実は空に見える明るい月のようなもの。言葉は
月をさす指のようなもの。指は月の位置を指すことは出来るが、大切なのは指ではない。
真実にたどり着きたいなら、指ではなく、月を見なさい。」というような内容です。
この時期、仕事でも家庭においても、新しい活動や数字目標を立てる機会が多いと
思いますが、その時についつい忘れがちなのが、そもそもの「目的」です。
真実というと大げさ過ぎるかもしれませんが「何のため?誰のため?」という問い
は後まわしにして、安易にやることだけを決めてしまうと、イメージしていた方向に
進めなくなるかもしれません(行動を起こすことは、もちろん大切だと思います)。
ブルース・リーが観る者に問いかける、栄光とは?
どこにいても空を見上げればある月のように、上手くいっている時も、そうでない時
も揺るがない、自分にとっての月をしっかりと描きたい、そう改めて思いました。
まずはDVDでブルース・リーを観てみようかと思います。
本年も皆様にとって実り多き年となるよう、お祈り申し上げます。
みそら代表 塩崎宏晃